業界天気図というものを見つけたので眺めていると、ほとんどの産業が雨かくもり・・・
天気で景気を現すなんて、私のような素人でも分かりやすいしおもしろいなと思いました。
自動車業界の過去の推移を見ますと、平成15年から19年までは緩やかな上昇を続けていましたが、平成20年には大幅な下落に転じています。
国内での自動車販売が減少していたメーカー各社はアメリカや新興国など国外を主要マーケットとして拡大を続けてきました。
しかしながら、08年の世界的な経済危機の影響によりアメリカを発端として中国、インドといった新興国までもが影響を受け、自動車販売台数が急落する事態へ。
また、元々不振であった国内の自動車販売数もさらに落ち込み自動車メーカー各社の業績は急速に悪化。09年3月の決算ではトヨタ自動車が4,369億円、日産自動車が2,337億円、マツダが714億円の最終赤字を計上しました。
一方で、米国のゼネラル・モーターズとクライスラーが米連邦破産法11条の適用を申請。かつてビッグ3として台頭した自動車大手企業の経営破綻は世界中に衝撃を与えました。
一方GMが破綻した結果、トヨタ自動車が実質世界首位の座へ。販売台数の減少、大幅赤字など前途多難な首位スタートとなりました。
トヨタ『プリウス』やホンダ『インサイト』といったハイブリッドカーが本格的に普及を開始。さらに09年4月からエコカーを対象とした「エコカー減税」も後押しし、売れ行きも好調。
国内外で苦しい自動車業界にとって、次世代エコカーが起爆剤となるのか。各社ともエコカーを巡る開発競争が激化しています。
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